リサイクル事業
ガーナに投棄された電子機器廃棄物を適正にリサイクル処理することで、現地のゴミを減らし、彼らにクリーンな労働環境を提供しています。
リサイクル処理された原料から生み出される、サステナブルな建材「MAGO BLOCK」、ペンダント「MAGO MARBLE」が彼らの環境・貧困問題の解決に寄与しています。(製品カタログは、コチラから)
リサイクル事業 誕生の裏側
「世界最大級の電子機器の墓場」と言われるガーナのアグボクブロシーでは、バーナーボーイと呼ばれる人々が、毎日、電子機器廃棄物を野焼きして生活しています。
1日わずか500円の日当で先進国が捨てた電子機器廃棄物を燃やし続ける彼ら。
彼らをガーナの現地スタッフとして雇い、クリーンな労働環境の提供をしたいという思いから始まりました。
2021年12月 リサイクル工場用地を取得
アグボグブロシーからほど近いエリアにリサイクル工場用地を取得しました。当初は、リサイクル処理に必要な機器が導入されていなかったため、4名ほどの現地スタッフと共に、電子機器廃棄物の回収作業から始まりました。
2022年7月 アートの売上げで購入した粉砕機を導入
電子機器廃棄物のプラスチック処理に必要なステップとなる破砕・粉砕処理。海外製の破砕機メーカーを20社以上ピックアップするも、輸送費用だけでも約1,000万円の負担。また、故障時のメンテナンスに多くの時間とコストを必要とすることが懸念でした。
そんな中で、現地の町工場で破砕機を手作りで製造できることが判明。数カ月の製造期間を要しながら、2022年7月に機器の導入と稼働を実現し、電子機器廃棄物のリサイクル処理が始まりました。
2022年11月 ビーチクリーンプロジェクト始動
先進国の寄付過多により、大量のアパレルゴミがアクラ近郊の街であるジェームスタウンのビーチに投棄。
新たにガーナ現地スタッフを雇い、アパレルゴミの回収作業がスタートしました。
2023年7月 アパレルゴミ全量回収の完了
約10ヵ月間におよぶ清掃活動により、アパレルゴミの全量回収を完了。
同年3月に日本から導入した炭化装置によって、アパレルの炭化を実施。炭を60%、80%を混ぜ込んだ建材ブロックをガーナで生産することに成功した。